スクイズも決めた!吉見無傷の4連勝

[ 2008年4月27日 19:16 ]

6回、中日1死一、三塁、吉見が一塁前にスクイズを決める

 【中4―2ヤ】中日は8回2失点の吉見が開幕から無傷の4勝目。最後は岩瀬が締めて8セーブ目を挙げた。打線は2回に森野の2ランで先制。6回に吉見のスクイズで1点、9回は荒木のソロで突き放した。ヤクルトは2連敗で今季初の借金1。

 ≪今季最多の9奪三振!漂う風格≫中日の吉見が8回を2失点で4連勝を飾った。それでも浮つく様子はなく「これまでとスタイルは一緒。先頭バッターをしっかり抑えることを心がけて投げた」と淡々と振り返った。
 打たせて取るのが持ち味の吉見だが、この日は今季自己最多の9奪三振。内外角に、切れのいいスライダー、フォークボールが決まった。6日にプロ初完封をマークしたヤクルト相手に、6回まではソロ本塁打の1安打のみ。7回に2本の二塁打を浴びて追加点を許したが、後続を断った。
 今季34回を投げて失点はわずか3、防御率0・79。リーグで唯一0点台を守り、チームの勝ち頭になっている。「楽しんで、次はこういうふうにとか、考えて投げることができた」。昨季まで1勝だった23歳の右腕に、余裕と風格さえも漂ってきた。

 ≪川島慶ビックリのプロ1号≫チームは今季初の借金1となったが、ヤクルトの川島慶が、プロ3年目で初本塁打を放った。4回、1ストライクから外角のスライダーをとらえて、打球は左翼席ぎりぎりに飛び込んだ。
 身長1メートル72、体重70キロと体は大きくはない。開幕後に右手親指の靱帯を痛め、25日に復帰したばかりだった。「前の球もスライダーだったので、その軌道が頭にあった」という川島慶。「まさか本塁打になるとは」と本人も驚きのプロ1号だった。

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2008年4月27日のニュース