城島3年契約延長 生涯マリナーズだ!

[ 2008年4月27日 06:00 ]

アスレチックス戦の2回、二ゴロに倒れたマリナーズの城島

 マリナーズの城島健司捕手(31)が25日(日本時間26日)、来季から3年総額2400万ドル(約24億9600万円)の契約延長に合意した。今季が3年契約の最終年だった。年俸800万ドルは今季のメジャー捕手では4位にランクインする高額契約。マクラーレン監督、昨季5年間契約延長したイチローからは、生涯マ軍として世界一を目指そうと呼びかけられた。

 新たな契約書にサインを交わした城島は、胸を張って会見に臨んだ。メジャー挑戦時に結んだ3年総額1650万ドル(約17億1600万円)の契約最終年を迎え、キャンプ中から相思相愛だったマ軍と交渉を始めていた。「まだこっちでやりたい気持ちが強かった。このチームが必要としてくれるなら1日でも早く契約したいと思っていた」と日本復帰には首を横に振り、今季のメジャー捕手では4位にランクする高額契約を手にした。
 「今ではメジャーNo・1捕手。日本に帰ることなくマ軍で野球人生を終えてほしい」と生涯マ軍を熱望したのがマクラーレン監督。1年目にア・リーグ新人捕手最多記録の147安打を放ち、昨季は両リーグ1位の盗塁阻止率(・465)をマークした。06年から3年間の捕手の安打数も堂々の4位。傘下3Aには全米でもトップ級の素質と評価される24歳・クレメントも控えるが「配球力、盗塁阻止を考えても彼が必要。打撃も期待以上だった」とバベシGMは正妻を任せ続ける方針を示した。昨年5年総額9000万ドル(約93億6000万円)で契約延長したイチローは「ずっと気にしていた。6年は一緒にやることになるし、一番長いチームメートでありたい。センターラインを僕らが占めることは誇りです」と生涯マ軍として共闘を呼びかけた。
 「腰掛けでこっちに来たわけじゃない。王さんからは“日本の捕手が認められた素晴らしい日じゃないか”と言われました」と前夜、国際電話でマ軍残留を恩師のソフトバンク王監督に報告したという。退路は断ち、シアトルのホームベースにどっしり構え、世界一の捕手を目指していく。

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2008年4月27日のニュース