増渕が先発入りへ 6回無失点

[ 2008年3月18日 16:18 ]

横浜戦に先発し、6回を2安打無失点と好投したヤクルトの増渕

 【ヤ6―0横】ヤクルトは増渕が6回を2安打無失点と好投した。序盤の制球に課題を残したが、先発入りへ大きく前進した。川島慶は左越え本塁打を放ち、好調をアピール。横浜は先発候補の高崎が制球を乱して4回5失点だった。

 ≪ピンチしのいで快速球≫6回無失点と好投したヤクルトの増渕は「疲れた」と安堵の表情を浮かべた。この登板に先発入りをかけていたからだった。
 1回、仁志にいきなり四球。2回も1死から2連続四球を与えた。自滅しそうになったところで、いつも宮本ら先輩から受けている「我慢できないと、いい投手にはなれないぞ」との助言を思い出したという。
 鈴木尚を投ゴロ、相川を三ゴロに仕留めてしのぎ「落ち着いていたので、冷静に投げられた」。勢いに乗った増渕は最速152キロをマークし、鋭い腕の振りで横浜打線を圧倒した。
 昨春は楽天・田中とともに注目の高校出ルーキーとして騒がれた。開幕早々に先発入りしたが、すぐに2軍落ち。昨季の登板は6試合にとどまった。今季は新人王獲得を目標に掲げている。
 これまで厳しい評価だった高田監督は「先発として安心できる内容。開幕に向けて、いい状態になってきているんじゃないか」と合格点を与えた。

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2008年3月18日のニュース