八村を欠くウィザーズが3連敗 敵地フィラデルフィアで76ersに完敗

[ 2019年12月22日 11:30 ]

ウィザーズのマシューズをかわしてゴール下でシュートを放つ76ersのリチャードソン(AP)
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 NBAのウィザーズは21日、敵地フィラデルフィア(ペンシルベニア州)で76ersに108―125(前半53―65)で敗れて8勝20敗。第2Q途中で23点差(30―53)をつけられながら、第3Q終盤に4点差(80―84)まで詰め寄ったが勝ち越すことはできず、八村塁(21)が「鼠径(そけい)部の挫傷」で戦列を離れてからこれで3連敗となった。

 76ersには今月5日にワシントンDCで対戦していたが、このときは27得点を挙げた八村の奮闘もあって119―113で勝利。しかし敵地での今季2戦目では勝機は築けなかった。ポイントガードが175センチのアイゼイア・トーマス(30)に対して、相手は208センチのベン・シモンズ(23)ということもあって、先発平均身長はウィザーズの197・6センチに対して、76ersは205・2センチ。チーム・リバウンド本数では38―53と圧倒され、サイズ的なハンデを乗り越えることもできなかった。

 ブラドリー・ビール(26)は36得点を稼いだが、20日のラプターズ戦で3点シュートを12本中2本しか決めることができなかったダビス・バターンズ(27)は今季の成功率が44・7%だったにもかかわらず、この日も7本すべてを外すなど9得点と不調。チームの3点シュート成功は20試合ぶりにひとケタ(7本=試投31本)に終わった。

 76ersは連敗を3で阻止して21勝10敗。ジョエル・エンビード(25)とジョシュ・リチャードソン(26)の21得点を含め、先発5人全員が2ケタ得点を記録してウィザーズを振り切った。

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