高橋大輔 4日連続の4回転成功で練習締め さあラストダンスへ

[ 2019年12月22日 14:01 ]

<フィギュア全日本選手権第4日>笑顔で練習する高橋大輔(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート全日本選手権(東京・国立代々木競技場)の男子ショートプログラム(SP)で14位だった高橋大輔(33=関大KFSC)が22日、会場で公式練習をした。

 序盤は3回転ジャンプを中心に練習。中盤は、この日発表になった演技予定表にはない4回転トーループにチャレンジした。2度の転倒の後、3度目の挑戦で着氷するとガッツポーズをした。場内の関係者から拍手が起こった。

 前日は「1日1本決めたら満足をしている」と語り、試合での投入は完全否定していた。それでも…。公式練習から数えて4日連続の成功。惜別の“サプライズ4回転”を期待してしまう内容だ。もっとも、10年バンクーバー五輪銅メダリストの魅力は、ジャンプだけではなく、演技そのものにあるのだが。

 フリー「ペール・グリーン・ゴースト」の曲がかかると、軽く滑り、途中で引き揚げた。故障ではなく、準備が完了したからだとみられる。キャリーケースを引きながら、しっかりとした足取りで会場を離れた。

 5回優勝している今大会を最後に、アイスダンスへと転向する。ラストダンスは、12番滑走で、午後6時46分に登場する予定。

続きを表示

2019年12月22日のニュース