小平、女子500メートル30連勝 節目のW杯通算20勝

[ 2018年11月17日 05:30 ]

スピードスケートW杯第1戦 ( 2018年11月16日    北海道帯広市・明治北海道十勝オーバル )

女子500メートルで優勝した小平
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 開幕し、女子500メートルで平昌五輪女王の小平奈緒(相沢病院)が37秒49で優勝した。この種目では2季前から国内外で30レース無敗。世界記録を保持する1000メートルと合わせてW杯通算20勝に到達した。女子団体追い抜きは高木美帆(日体大助手)、高木菜那(日本電産サンキョー)佐藤綾乃(高崎健康福祉大)で組んだ平昌五輪金メダルの日本が2分57秒80で優勝。W杯では2季前から8連勝となった。

 日本が舞台となったW杯開幕戦で節目の勝利を飾った。小平は500メートルで快勝し、W杯通算勝利は20、国内外での連勝は30に到達した。「大きなミスがあっても勝てる実力を備えていることが分かった」とうなずいた。

 この日は外側のレーンからのスタートで、内径の小さい後半のカーブにうまく対応できなかった。バランスを崩し「終盤に左足で右足を蹴ってしまった」と話した。ただ、夏場の体力強化の成果ともいえる。左足が想像以上に動いたそうで「今は暴れ馬を乗りこなすのに苦労している」と分析した。「ここで満足する自分ではない。常に自分に挑戦したい」。今や押しも押されもせぬスピードスケート界の顔の一人だが、現状にあぐらをかくことはない。

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2018年11月17日のニュース