稀勢、初場所復帰は見送りも 親方「中途半端で出てもガッカリさせるだけ」

[ 2018年11月17日 05:30 ]

稀勢の里(撮影・中村 達也)
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 横綱として87年ぶりとなる初日から4連敗で休場した稀勢の里が、万全の体に戻るまで出場を見合わせる可能性も出てきた。稀勢の里は休場を決めた際、来年初場所(1月13日初日、両国国技館)で力士人生を懸けるかと問われ「今はしっかり痛めたところを治して、それから考えたい」と初日の貴景勝戦で痛めた右膝などの治療を優先する意思を示した。

 回復すれば初場所での復帰を目指すが、師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)はこの日、「簡単なことは言えない。中途半端で出てもファンをがっかりさせるだけ。本人が自信をなくさないようにしないと」と慎重姿勢を示した。横綱在位11場所で9度の休場。これ以上休場はできないという見方もある中、和製横綱は大きな決断を迫られる。

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