チェン 羽生のあとに滑る“利点”を明かす くまのプーさんのおかげで「自分の準備に充てられるんだ」

[ 2018年2月15日 21:34 ]

練習するネーサン・チェン(撮影・小海途 良幹)
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 平昌五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)の前日練習が15日に江陵アイスアリーナのサブリンクで行われ、米国代表のネーサン・チェン(18=米国)が最終調整を行った。練習後に行った記者会見では、16日のSPで羽生のあとに滑る“利点”を明かした。

 練習ではルッツやフリップなど4回転を確認した。怪我で戦線を離れていた羽生とひさびさに同じリンクで滑り「ユヅの氷上での存在感を改めて感じた。僕たちの雰囲気を高めて、より一生懸命にさせてくれる。ここ何シーズンかずっと彼に刺激されて、新しい4回転や今までとは違う構成に挑戦してきた」と振り返った。

 SPでは最終組トップの羽生の次に滑る。「ユヅのあとに滑ったことは数えるほどしかない」というが、強みもある。羽生の演技後は、「くまのプーさん」好きな羽生へのプレゼントとして、ファンがぬいぐるみなどを投げ入れる。「あれって回収するのにそれなりの時間がかかるから、そのぶん自分の準備に充てられるんだ」とニヤリ。「彼が滑った後、観客はいつもすごく盛り上がっているから、僕も同じようにアドバンテージにするよ」とも話した。

 団体戦はSPでジャンプのミスを連発するなど、思うような演技ができず4位。「ありきたりだけど、自分らしく。自分のことに集中するだけ」と自然体で決戦を迎える。

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2018年2月15日のニュース