歩夢 スケボーで東京五輪出場夢プラン あるぞ!ホワイトと真夏の再戦

[ 2018年2月15日 07:30 ]

平昌冬季五輪 スノーボード男子ハープパイプ決勝 ( 2018年2月14日 )

<平昌冬季五輪・スノーボード男子ハーフパイプ決勝>銀メダルを獲得し、表彰台でショーン・ホワイト(右)と記念撮影する平野歩夢
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 前人未到のトリックを突き詰めてきた平野は今後どんな挑戦をしていくのか。その候補の一つが20年東京五輪にスケートボードで出場する夢プランだ。父・英功さんが地元の新潟県村上市で室内パーク「日本海スケートパーク」を運営しており、平野は幼少期からスケートボードにも親しみ、板に乗る感覚を養ってきた。

 英功さんは日本スケートボーディング連盟の幹部でもあり「歩夢にとってスケートボードは体の一部。平昌後に今後を見つめ直した時、それ(東京五輪挑戦)が入ってくるかもしれない」と語っている。平野が通う日大にも立派な練習施設があり、平野自身も大学のインタビューで東京五輪挑戦に「少し興味がある」と答えている。

 スケートボードは5月の全日本選手権で強化選手が選ばれ、8月のアジア大会(インドネシア)がナショナルチームの初陣となる。日本海スケートパークも19年春には日本最大規模の室内パークとして生まれ変わる。環境は申し分ない。

 一つ気がかりなのは東京五輪での実施種目だ。パークとストリートの2種目に決まっており、ハーフパイプによく似たバートは入っていない。ただし「バートの縦の滑りからパークの横の滑りにするのは抵抗があるだろうが、彼ほどの選手なら練習を積めば大丈夫」と太鼓判を押すスケートボード関係者もいる。

 夏冬両五輪出場は橋本聖子(スピードスケート、自転車)がいるが、両五輪でメダリストとなった日本人はいない。実はホワイトもスケートボードをやっており、Xゲームのバートでは2度優勝した腕前。東京五輪出場を目指しているとも言われるだけに夏季五輪で両者の再戦があるかもしれない。

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2018年2月15日のニュース