平野歩夢 北京金へ3種類の1440挑戦へ 史上初バックサイド組み込むプラン

[ 2018年2月15日 12:29 ]

一夜明け会見で笑顔を見せる平野歩夢
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 スノーボード・ハーフパイプ男子で2大会連続の銀メダルを獲得した平野歩夢(19=木下グループ)が15日、4年後の北京五輪金メダルに向けて「ダブルコーク1440」(縦2回転、横4回転)を3つ含む超絶ルーティンへの挑戦プランを明かした。

 ノルディックスキー複合銀メダルの渡部暁斗(29=北野建設)とともに出席した一夜明け会見で「これ以上の回転はハーフパイプでは限界にきている。今できることの高さ、完成度を上げること。それと1440を3つ。それが今後のハーフパイプで勝ち続けるなら必要」と今後のビジョンを語った。

 今大会は金メダルを獲得したショーン・ホワイト(31=米国)と平野だけが4回転の連続技にトライして成功させた。両者ともフロントサイドからキャブ(スイッチしてのフロントサイド)へとつないでいる。この4年間、高回転&高難度時代を切り開いてきた平野は「バックサイドの1440をハーフパイプでやった人はまだいない。最後のヒットに入れれば新しいマニュアルができる」とさらなる挑戦に意欲を見せた。

 日本代表の村上大輔コーチによれば、4回転の連続技から1260やスイッチダブルチャックフリップをはさんで最後に「バックサイドダブルコーク1440」を組み込むルーティンなどが考えられるという。「またリベンジしに4年後また出られればいいなと思う」という平野。そのイメージは早くも具体的になりつつある。

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2018年2月15日のニュース