【若林クリス 分岐点】スマイルJ 22年北京へ パック技術生かし得点力UP必要

[ 2018年2月15日 09:44 ]

平昌冬季五輪 アイスホッケー女子の1次リーグB組   日本4―1コリア ( 2018年2月14日 )

<平昌五輪アイスホッケー女子1次L 日本・コリア>第3ピリオド、3点目のゴールを決め喜ぶ小池
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 長野五輪から続く連敗を止め、日本女子ホッケー史上に残る1勝となった。コリアは日本より力が劣るが、そういう相手にきっちり勝つのは意外と難しい。開催国が相手という完全アウェーというプレッシャーの中で勝ったことは素晴らしかった。

 第1ピリオドからここまでの2試合で得点できていなかったパワープレーのチャンスもしっかりと決めきることができた。攻め方もゴール裏を使ったり、リンクを大きく使ってリンクの幅と上下の揺さぶりを掛けるなど工夫が見られた。

 まだ順位決定戦は残っているが、22年北京冬季五輪に向けた戦いはすでに始まっている。日本が今後メダルを目指すのであれば、持ち味のスピード、パック技術を生かした得点力を上げることが必要だ。残り試合では“初勝利の呪縛”も解けてのびのびとプレーできるはず。五輪の舞台で勝つのは、他の国際大会で勝つこととは別物。日本のホッケーで勝利し、スマイルジャパンらしい笑顔で終われる大会にしてほしい。(東北フリーブレイズ監督)

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