eスポーツの国内プロライセンスゲーマー大会 幕張メッセで初開催

[ 2018年2月15日 05:30 ]

鉄拳7のトーナメント戦を勝ち抜き、今大会で4人がタイトル初のプロゲーマーに認定された
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 ゲームの祭典イベント「闘会議2018」が10日から2日間、千葉・幕張メッセであり、eスポーツで発行される国内プロライセンスを保有するゲーマーたちの大会が、初めて開催された。

 プロライセンスは今月1日に発足した日本eスポーツ連合が認定するもので、高額賞金大会の開催やeスポーツの競技としての公益性の推進を目的としている。今回の闘会議では「ストリートファイター5」(カプコン)、「鉄拳7」(バンダイナムコ)、「コールオブデューティ WW2」(インフィニティ・ウォードなど)など6タイトルで“プロゲーマー”対決、ライセンス認定を懸けた戦いなどが繰り広げられた。

 プロライセンス制度については、認定タイトルの選定基準や具体的な運用方法など今後の成り行きが注目されている。今大会の主催者たちからは「ライセンス制度が既にある格闘ゲームのコミュニティをさらに良くしていくきっかけにもなってほしい」(鉄拳シリーズプロデューサー・原田勝弘氏)、「eスポーツやプロライセンスを通じて、ゲームの社会的な価値がより高まるようにしたい」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント マーケティング部)などの声が上がっていた。

 11日時点のプロライセンス認定タイトルと保有状況は以下の通り。

▽「ストリートファイター5 アーケードエディション」21人
▽「鉄拳7」4人
▽「パズル&ドラゴンズ」5人
▽「モンスターストライク」2チーム
▽「コールオブデューティ WW2」4チーム
計5タイトル、6チーム、30人。
 ※ライセンス発行を予定していた「ウイニングイレブン2018」は、機材トラブルにより大会を途中打ち切り。

 ≪クラロワ日韓戦も開催≫闘会議2018ではプロライセンス制度に参加していないゲームタイトルの大会も開催された。スマホゲームの「クラッシュ・ロワイヤル」(スーパーセル)は日韓代表によるエキシビジョンマッチを開催。3人対3人の団体戦で激突し、日本代表は韓国に敗れた。世界的にも強豪の韓国勢に手札の切り合いやデッキ選択の駆け引きで上回られ、エース格のラッドウィンプスは「めっちゃ悔しいです」と天を仰いでいた。

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