羽生 無敵プログラムでSPへ 昨年9月の世界最高点と同構成

[ 2018年2月15日 08:30 ]

平昌冬季五輪 フィギュアスケート男子

平昌五輪フィギュアスケート練習で笑顔を見せる羽生(撮影・小海途 良幹)
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 右足首の負傷から復活を期すフィギュアスケート男子の羽生結弦(23=ANA)が14日、江陵アイスアリーナのサブリンクで、韓国入り後3度目の公式練習に参加した。

 16日のショートプログラム(SP)を意識して、約40分間じっくり動きを確認しながら滑った。跳んだジャンプは計4本。トリプルアクセル(3回転半)と4回転―3回転の連続トーループを着氷。4回転サルコーは2度跳んで、1回は成功し、1回は転倒した。前日は4回転ジャンプ計5本に成功するなど計21本のジャンプを精力的に跳んだが、この日はジャンプは抑えめにして、動きの確認に力を注いだ。取材エリアでは「ありがとうございました」とだけ話して会場を去った。

 SPのジャンプ構成は痛めた右足で踏み切る4回転ループを回避して、この日跳んだ3種類となる可能性が高い。これは今季初戦だった昨年9月のオータム・クラシックと同じ構成になる。同大会では右膝に違和感があって、難易度を下げた。結果的にプログラムの完成度が上がり、112・72点で自身の持つ世界最高得点を2季ぶりに1・77点更新した。実績十分の構成だ。

 滑走順の抽選では世界ランキング順に自ら真っ先に引き、25番。出場30人が6組に分かれており、25番は最終組の1番手となる。4年前のソチ五輪では第4組の1番滑走(19番)でSP世界最高得点をマーク。五輪男子66年ぶりの連覇へ向けて、いい雰囲気が漂ってきた。

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