レジェンド土田和歌子 パラトライアスロンに転向「最後の挑戦。東京でメダルを」

[ 2018年1月18日 13:22 ]

 車いすマラソンの第一人者、土田和歌子(43=八千代工業)が18日、都内で会見し、パラトライアスロンへの転向を表明した。冬季競技のアイススレッジスピードレースと車いす陸上5000メートルでパラリンピック金メダル計3つを持つレジェンドは「おそらく最後の挑戦になる。20年東京でのメダル獲得を目指したい」と誓った。

 新たな挑戦のきっかけは車いすマラソン4位だったリオ・パラリンピック後、レースでぜん息の症状が出るようになったこと。治療のために水泳を始め、昨年からトレーニングの一環としてパラトライアスロンにも取り組んだ。5月の世界シリーズ横浜大会では優勝するなどの実績を残し、昨年12月に転向を決断。「高い壁を越えたい気持ちがある。身体的な状況と心境の変化で、退路を断って、未知の競技への挑戦を決意した」と転向の理由を語った。

 20年東京パラリンピックで土田が属する車いすのクラスが実施されるかは現時点では未定だが、「20年に自分のクラスがなくても、自分の可能性を広げていきたい」と力強く語った。

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2018年1月18日のニュース