みまVSひな 手の内知り尽くす同士が激突!18日混合複準決

[ 2018年1月18日 05:30 ]

卓球全日本選手権第3日 ( 2018年1月17日    東京体育館 )

混合ダブルス準々決勝、得点が決まりガッツポーズをする伊藤美誠(右)と森薗政崇
Photo By スポニチ

 混合ダブルスで森薗政崇(22=明大)伊藤美誠(17=スターツ)組、大島祐哉(23=木下グループ)早田ひな(17=日本生命)組が4強入り、18日の準決勝で対戦することになった。森薗は大島との男子ダブルスで17年世界選手権銀メダル、伊藤は早田との女子ダブルスで同選手権銅メダル。手の内を知り尽くした者同士が、20年東京五輪の新種目で火花を散らす。

 昨日の友は今日の敵だ。森薗・伊藤組と、大島・早田組が18日の準決勝で激突。伊藤が「自分たちの卓球をしたい。挑戦者の気持ちでいけたら」と気合を入れれば、早田は「攻撃につながるプレーをしたい」と決戦をにらんだ。

 森薗と大島は、男子ダブルスで世界選手権銀メダル、グランドファイナル優勝など世界トップの実力。伊藤と早田の女子ダブルスも世界選手権銅メダルに加え世界1、2位の中国ペアを破った実績がある。20年東京五輪を見据え、協会推薦で出場する混合ダブルスならではの好カードが実現した。

 17日はペアとしての特長を見せつけた。4回戦は午前9時30分開始。森薗は午前5時に起床して準備を整える一方、「朝がめっちゃ苦手」と言う伊藤が起きたのは午前7時だった。ホテルでウオーミングアップを済ませ、会場に入るとすぐエンジン全開。真面目な森薗と奔放な伊藤が融合し、4回戦で全日本連覇中の田添・前田組を破ると、準々決勝でも好プレーを見せた。

 大島・早田組は、森田・平組との準々決勝で苦しんだがフルゲームの末に何とか振り切った。ともにパワーが魅力で、大島が「(早田は)女子にないボールを打ってくれる」と言えば、早田も「互いに決めることができるのが自分たちの強み」と自信を見せる。手の内を知り尽くした者同士の激突。いつものパートナーを撃破した時、日本の頂が見えてくる。

続きを表示

この記事のフォト

2018年1月18日のニュース