大相撲デビュー目前 大鵬孫の幸之助、アマ最後の国体で2冠

[ 2017年10月8日 05:30 ]

国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」第8日 ( 2017年10月7日    松山市・ニンジニアスタジアムなど )

相撲少年個人と団体の2冠を達成し、賞状を手に記念撮影に応じる埼玉・納谷幸之介
Photo By 共同

 18競技が行われ、相撲の少年は、大相撲の元横綱・大鵬(故人)の孫で元関脇・貴闘力の三男の、埼玉の納谷幸之介(埼玉栄高)が個人、団体の2冠に輝いた。陸上100メートルの成年男子は多田修平(大阪・関学大)が10秒22で初優勝、同女子は名倉千晃(三重・NTN)が11秒63で勝った。

 アマチュア最後の大会を、最高の形で終えた。11月の大相撲九州場所で大嶽部屋からデビュー予定の納谷は「悔いの残らないようにやろうと思っていた。その通りにできた」と満面の笑みだった。8月の全国高校総体は団体3位、個人は決勝トーナメント1回戦で敗れた。その後は「すり足や四股などの基礎運動を徹底した」と山田監督は言う。1メートル90、160キロの巨体ながら動き回る相手にもついていく足運びが光った。個人決勝では住木(愛媛・野村高)を寄り切りで破った。

 高校の先輩の大関・豪栄道も「ストイックで楽しみ」という期待の存在。「頑張ろうと思える。高校の相撲はやり切った。大相撲でいけるところまでいきたい」と力強く言った。

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2017年10月8日のニュース