真央 トリプルアクセルへの思い「なんでもっと簡単に跳ばせてくれないの」

[ 2017年4月12日 13:15 ]

笑顔で質問に答える浅田真央
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 現役引退を表明したフィギュアスケートの浅田真央(26=中京大)が12日、都内で会見を行った。代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)について質問を受けると、「なんでもっと簡単に跳ばせてくれないの」と答え、報道陣の笑いを誘う場面もあった。

 小学6年生だった02年に初めて成功して以来、浅田の代名詞となったトリプルアクセル。10年バンクーバー五輪では1大会で女子史上初となる3回のトリプルアクセルを決めながら、金ヨナ(韓国)に及ばず銀メダルに泣いた。今季は3大会連続で封印し、最後の大会となった昨年12月の全日本選手権のSP、フリーで挑戦したが成功はできなかった。

 トリプルアクセルについて「自分の強さでもあったが、悩まされることも多かった」と語った浅田。「トリプルアクセルに声を掛けるとしたら?」という珍質問には「うーん…」と悩んだ末に「なんでもっと簡単に跳ばせてくれないの、という感じ」と笑顔で率直な思いを吐露した。

 また、バンクーバー五輪金メダリスト・金ヨナさん(26、韓国)について質問が及ぶと、「お互いいい刺激を与えながら、もらいながら、スケート界を盛り上げてきたんじゃないかと思っています」と長年のライバルへの思いを口にしていた。

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