稀勢効果で懸賞1900本!新横綱全勝なら900万円ボーナス

[ 2017年3月10日 08:00 ]

大相撲春場所 ( 2017年3月12日    エディオンアリーナ大阪 )

高安を相手に稽古する新横綱の稀勢の里(左)
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 大相撲春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)の懸賞金の総数が、地方場所での史上最多を更新する見通しとなった。これまで最多は16年春場所の1672本だったが、日本相撲協会の懸賞金担当者は「1900本に近い」と大幅増となることを明かした。

 懸ける力士を指定する懸賞の本数は稀勢の里(30=田子ノ浦部屋)が約300本でトップ。2番手は地元大阪出身の大関・豪栄道(30=境川部屋)で約200本だという。懸賞金の力士の取り分は手取りで1本3万円のため、稀勢の里は全勝すれば最低でも約900万円を手にすることになる。

 今年の初場所では稀勢の里が初優勝を飾り横綱に昇進。今場所は17年ぶりの4横綱時代となり、春場所の前売りチケットは発売から約2時間半で売り切れるなど“稀勢の里効果”は随所に表れている。

 この日、稀勢の里は稽古はせずに休養した。師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)によれば体調面の問題はないという。兄弟子の西岩親方(元関脇・若の里)は「プレッシャーはあると思うが、誰しもが通ってきた道。みんなその中で成績を残してきた。大変だと思うけど、優勝で新横綱のスタートを切ってほしい」と期待を込めた。

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2017年3月9日のニュース