豪栄道、春場所出場を表明　境川親方「いい感じで仕上がった」

　大相撲初場所で負傷した右足首の状態が懸念される大関豪栄道は９日、春場所（１２日初日・エディオンアリーナ大阪）に向けて、大阪府寝屋川市の境川部屋で稽古をし「何とか間に合った。集中して、我慢して相撲を取っていれば、勝機も出てくるし、結果がついてくると思う」とご当地場所出場の意向を示した。

　幕内佐田の海と妙義龍、十両豊響と２３番を取って、２２勝と力強さを見せた。立ち合いで踏み込み、前に出る相撲を徹底。短期間の調整も、当たり負けする場面はほとんどなかった。師匠の境川親方（元小結両国）は「きょうまで出るか出ないか濁していたが、大丈夫じゃないですか。思ったより重みが出てきた。いい感じで仕上がったんじゃないか」と弟子の背中を後押しした。

　豪栄道は先場所、右足首を痛めて途中休場していた。（共同）