宮部行範さん死去 スピードスケート・アルベールビル五輪銅

[ 2017年3月9日 05:30 ]

宮部行範氏(1992年撮影)
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 1992年アルベールビル、94年リレハンメル両冬季五輪のスピードスケート代表で、アルベールビル大会の男子1000メートルで銅メダルを獲得した宮部行範(みやべ・ゆきのり)氏が7日に東京都新宿区の病院で死去した。48歳。東京都出身。死因は非公表。

 埼玉・春日部高から青山学院大とスピードスケートの選手としては異色の道を歩み、三協精機(現日本電産サンキョー)に進んでから力をつけた。94〜95年シーズンのW杯男子1000メートルでは男子の日本選手として初の種目別総合優勝を果たした。兄の保範氏も五輪選手で、アルベールビル五輪では500メートルで5位に入り、兄弟で入賞を果たした。

 引退後は米オハイオ州立大大学院への留学を経て、2005年から日本オリンピック委員会(JOC)で職員として勤務していた。14年ソチ五輪には選手団の本部員として参加し、選手をサポートした。

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