小平、日本女子初の総合V「まだまだ伸ばしていける」世界スプリント

[ 2017年2月27日 07:09 ]

スピードスケートの世界スプリント選手権で日本女子初の総合優勝を決め、表彰式で笑顔の小平奈緒
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 スピードスケートの世界スプリント選手権最終日は26日、カルガリーで行われ、女子の小平奈緒(相沢病院)が500メートルで36秒80の1位、1000メートルで1分13秒17の3位となり、両種目ともトップだった25日の結果と合わせ、日本女子初となる総合優勝を飾った。

 日本勢は男子の黒岩彰が1980年代に2度優勝。女子は2001年の三宮恵利子と10年の吉井小百合の2位が最高だった。

 500メートルと1000メートルを2回ずつ滑ったタイムを得点化した小平の合計ポイントは世界新記録となる146・390だった。従来の記録を持っていたヘザー・ベルグスマ(米国)が2位だった。

 女子の辻麻希(開西病院)は500メートルで37秒28の3位に入り、総合は6位。神谷衣理那(高堂建設)は同12位だった。

 男子の総合は羽賀亮平が12位、長谷川翼(ともに日本電産サンキョー)が13位、中村駿佑(EH)は18位。カイ・フェルバイ(オランダ)が優勝した。

 ▼小平奈緒の話 500メートルと1000メートルの両方を滑れる総合力が求められる大会で優勝でき、うれしい。いい記憶はモチベーションにつながる。でも、興奮するのは早い。まだまだ力を伸ばしていける。まだ(五輪種目の)世界記録は出していない。(来年の)五輪で爆発させたい。

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2017年2月27日のニュース