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24歳井上、日本人トップ8位 平成生まれ初の2時間8分台

東京マラソン ( 2017年2月26日    東京都庁前~東京駅前 スタート時の天候=晴、気温11・5度、湿度38% )

<東京マラソン>日本人男子トップの8位でゴールした井上は笑顔を見せる
Photo By スポニチ

 男子は2度目のマラソンとなった井上大仁(24=MHPS)が2時間8分22秒で日本人トップの8位となり、世界選手権(8月・ロンドン)代表の座を決定的とした。高校時代からマラソンに憧れ続けた期待のホープが新コースとなった東京を激走。平成生まれで初めて2時間8分台を記録し、20年東京五輪の候補に浮上した。前世界記録保持者のウィルソン・キプサング(34=ケニア)が日本国内最高記録の2時間3分58秒で初優勝した。

 初々しい笑みを浮かべ、井上がゴール地点の東京駅前に姿を現した。首位から遅れること4分24秒。順位も8位と世界との差は大きいが、それでも平成生まれの日本人では初の2時間8分台だ。「凄いうれしい気持ちで、正直混乱している」。今夏の世界選手権への出場が確実となり、両手で顔を覆って喜びを表現した。

 本来は1キロ2分58秒で設定された2組目のペースメーカーにつく方針だったが「スタートしたら(2組目も)先頭に行っちゃって」と自分で1キロ3分を刻む方針に転換。10キロ地点では1歳年上の設楽に離された。それでも「いつか追いつけるという気持ち」で冷静に日本人2番手で追走。一時は1分以上開いた差を38キロで逆転。現役選手歴代6位となるベストタイムで42・195キロを終えた。

 長崎・鎮西学院高時代にマラソンに興味を持ち、山梨学院大在籍時に20年東京五輪開催が決まったことでその思いは「決定的になった」という。箱根駅伝に出場したのも「あくまでもマラソンで結果を残すため」。大学卒業後は陸上部ではなくマラソン部が存在する地元企業のMHPSに就職。初マラソンとなった昨年3月のびわ湖毎日マラソンでは、2時間12分56秒と結果を残せなかったが、昨秋以降は40キロ走を計8本走るなど今大会に向けて万全の準備で臨んだ。

 同社の黒木純監督は「2時間6分台を狙える。五輪でメダルを獲ろうと本人にも言っている」と先を見据える。低迷する日本マラソン界の希望の星となった24歳の井上は「まだまだアフリカ勢との差は非常に大きなものと感じた」と現実を直視した上で「次は7分台を狙い、その先に6分台、日本記録を狙っていきたい」とも断言。15年前につくられた高岡寿成の2時間6分16秒を破る可能性を秘めた若者が、ようやく現れた。

 ◆井上大仁(いのうえ・ひろと)

 ☆生まれとサイズなど 1993年(平5)1月6日、長崎県諫早市出身の24歳。1メートル65、51キロ。血液型O。家族構成は父、母、姉、弟。

 ☆陸上を始めるきっかけ 中学時に箱根駅伝に憧れ「小学生の時は何も取りえがなかったので、何か誇れるものを持ちたい」と陸上部入部。

 ☆進路選択 山梨学院大に進学した理由はOBに尾方剛らマラソンで実績を残している選手が多かったから。地元企業のMHPS(三菱日立パワーシステムズ長崎)に就職したのもマラソン重視の練習ができるため。

 ☆箱根駅伝 山梨学院大時に4年連続出場。4年時は主将を務め、3区で区間3位。

 ☆ライバル 旭化成所属の村山謙太(駒大出身)紘太(城西大出身。1万メートル日本記録保持者でリオ五輪代表)の双子は同学年で学生時代からしのぎを削る。他に1学年上の大迫傑(早大出身)、設楽啓太・悠太ツインズ(東洋大出身)もライバル視する。

[ 2017年2月27日 05:30 ]

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