家根谷 アジア大会金1号!左膝ケガ克服、来年平昌に弾み

[ 2017年2月20日 05:30 ]

第8回冬季アジア競技大会 ( 2017年2月19日    札幌ドーム(開会式) )

女子大回転で優勝し、笑顔で声援に応える家根谷依里=サッポロテイネ
Photo By 共同

 第8回冬季アジア競技大会は19日、札幌市の札幌ドームで皇太子さまを招いて開会式を行い、26日までの熱戦の幕が開けた。1998年長野五輪ノルディックスキー・ジャンプ団体金メダリストの原田雅彦さん(48)が聖火リレーの最終走者を務め、聖火台に火をともした。開会式の前に行われたスノーボードの女子大回転で家根谷依里(32=大林組)が優勝し、全競技を通じて今大会の金メダル第1号に輝いた。

 スノーボード女子大回転は、家根谷が今大会の金メダル第1号に輝いた。昨年4月の左膝じん帯手術に加え、全日本スキー連盟スノーボード部の不祥事により、今季序盤の大会を欠場という不遇を乗り越えての勝利。「練習不足の不安があってなかなか結果が出なかったけれど、これで吹っ切れた」と笑った。06年トリノ、10年バンクーバー両五輪代表のベテラン。代表を逃した14年ソチ五輪後も「もっと修業しろということ」と気持ちを切らず技術を磨いてきた。来年の平昌五輪でのメダル獲得という大目標へ弾みをつけた。

続きを表示

2017年2月20日のニュース