17歳ネイサン 国際大会史上初4回転5度成功!「ハッピー」

[ 2017年2月20日 05:30 ]

フィギュアスケート四大陸選手権最終日・男子フリー ( 2017年2月19日    韓国・江陵 )

優勝し喜ぶネイサン・チェン(左)
Photo By スポニチ

SP1位、最終滑走の重圧もなんのその。チェンが国際大会で史上初めて4回転ジャンプを5度降りる驚異的な演技を見せた。羽生との300点台の争いを制した17歳の新鋭は「金メダルを獲れてハッピーだ」と笑みを浮かべた。

 冒頭の4回転ルッツ―3回転トーループ、続く4回転フリップは軽々と成功。その後も4回転トーループ、4回転―2回転の連続トーループを着氷させた。跳ぶかどうか注目された演技後半の4回転サルコーもあっさり決め、初出場優勝をたぐり寄せた。

 非公認ながら、1月の全米選手権でもフリーで5度の4回転に成功し、318・47点で優勝した。今回は4度に抑えるプランもあったが、アルトゥニアン・コーチが「彼は戦士」と評する若武者は限界に挑み、「世界選手権ではもっといい滑りを見せたい」と貪欲だった。

続きを表示

この記事のフォト

2017年2月20日のニュース