春日山名跡訴訟が和解 高浜氏退職、請求取り下げ

[ 2017年2月20日 12:29 ]

 大相撲の元春日山親方(元幕内浜錦)の高浜竜郎氏が、先代親方に当たる岩永祥紀氏(元幕内春日富士)に年寄名跡証書の引き渡しを求めた訴訟は20日、東京高裁で双方が請求を取り下げて和解した。

 高浜氏は1月、名跡証書の預かり証を提出できなかったために日本相撲協会と人材育成業務の委託契約を結び直すことができず、退職した。これを受け、高浜氏は証書の引き渡しを求めず、岩永氏も対価の支払いを要求しないとした。昨年8月の一審判決で、高浜氏は証書を所有するために1億7160万円の支払いを命じられ、控訴した。

 新たな仕事は未定という高浜氏は「複雑は複雑だが、裁判が終わったこと自体はすっきりしている。今後は(相撲に)何かしら関われればいいが分からない」と話した。

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2017年2月20日のニュース