初Vの舞依「眠れなかった」 五輪出場3枠確保へ意気込み

[ 2017年2月20日 05:30 ]

フィギュアスケート四大陸選手権 ( 2017年2月19日    韓国・江陵 )

フィギュア四大陸選手権・エキシビジョンでスポットライトを浴びながら滑る三原舞依
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 女子の三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)は初優勝から一夜明けて取材に応じ、「興奮したのか眠れなかった。実感がなかったけれど、たくさんメールが来て周りから優勝したんだと教えてもらった感じです」とほほ笑んだ。夜には白を基調とした衣装でエキシビションに参加。大会金メダリストとして観客を沸かせた。

 1カ月後には平昌五輪の枠取りが懸かった世界選手権(3月29日開幕、ヘルシンキ)が控える。左股関節疲労骨折で今大会を欠場した宮原知子とともに日本の中心選手として期待が高まっているが、「今回はたまたまノーミスの演技ができたのでこの位置にいる。まだまだ実力はないと思っています」と控えめだ。1年後の平昌五輪についても「出ていける選手はもっと強い。自分はまだまだ」と語り、自己評価は厳しい。ただ、この謙虚な姿勢は「世界に近づいている意識がないので、プレッシャーもまだない」と強みにもなっている。

 今後は課題の表現力やスケーティング技術の向上に力を注ぐ予定。五輪出場3枠確保へ向けて、「宮原さんと一緒に少しでも貢献できるようにしたい」と意気込んだ。

 ▼平昌五輪の出場枠 今年3月29日に開幕する世界選手権で争う。同選手権に3人出場する男女の日本は、上位2人の順位合計が13以内なら最大の3枠を獲得する。男子は四大陸選手権に出場した羽生、宇野、田中、女子は今回は負傷で辞退した宮原、三原、樋口が出場する。14〜28だと2枠。女子は06年トリノ、10年バンクーバー、14年ソチと五輪3大会連続で3枠を確保。男子はバンクーバー、ソチは3枠確保したが、06年トリノは1枠しか得られなかった。

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