U16男子は服部が逆転有終V 春から名門・佐久長聖高へ

[ 2017年2月20日 05:30 ]

<第2回全国中学生クロスカントリー選手権大会・中学生男子3キロ>優勝した名古屋市立千種中学・服部凱杏
Photo By スポニチ

 千葉クロスカントリー(昭和の森)は19日、第2回全国中学校選手権を兼ねたU16男子(3キロ)は、愛知・千種中3年の服部凱杏(かいしん)が8分59秒の好タイムで優勝した。4月からは駅伝の名門・佐久長聖高(長野)に進学する今年度の全中1500メートル王者が、中学最後の大会で有終の美を飾った。同女子は群馬・大類中2年の不破聖衣来(せいら)が9分54秒で初優勝した。

 服部が、中学男子3キロで見事な逆転劇を演じた。スタートでつまずき後れを取ったが、すぐに先頭を射程圏に入れると「前を走っていたのが2年生だったので」と3年生の意地を見せて逆転。9分台の壁も破り「中学最後の大会を1位で終われて良かった」と喜んだ。高校進学後は駅伝に加え、個人では1500メートルと5000メートルに取り組む予定。「高校からは世界大会もあるので、そこでも活躍したい」と新生活に胸を膨らませた。

 <中学女子3キロ 2年生不破V> 2年生の不破が並み居る3年生を引き離して優勝。「クロカンは初めて。上りがきつくて最後はバテた」ながら2位を8秒離してゴールテープを切った。今年1月の全国都道府県対抗女子駅伝(京都)では、群馬県代表として中学生区間の3区で区間賞。昨年は左すね外側の疲労骨折で苦しんだが、その後は「食事もしっかり取るようになった」と意識改革にも取り組み絶好調。「将来は五輪に出たい」と目を輝かせた。

 <一般男子20キロ 添田初代王者> 初開催の20キロで、明治学院大2年の添田がスタートから先頭集団を引っ張って優勝。初代王者は「1位を獲れたことはうれしい」と話した。残り2年の大学生活での目標は箱根駅伝出場。現在、チーム全体で補強トレーニングに力を入れており、この日も「アップダウンの切り替えでうまくいった」と効果を実感。さらに力を磨き、10月の予選会で大学史上初の箱根出場に導く。

続きを表示

この記事のフォト

2017年2月20日のニュース