丸ちゃん 松山のさらなる快挙に期待「日本から本物のスーパースターが誕生した」

[ 2017年2月7日 07:45 ]

米男子ゴルフツアー フェニックス・オープン最終日 ( 2017年2月5日    米アリゾナ州スコッツデール TPCスコッツデール=7266ヤード、パー71 )

松山英樹(AP)
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 米ツアー3勝を誇る丸山茂樹(47=セガサミーホールディングス)が、自身が保持していた日本人男子の米ツアー最多優勝記録を更新した松山に賛辞を贈った。

 松山は日本の誇りだ。僕の3勝を抜いたことは大した問題ではない。世界のどの舞台でも活躍できる本物のスーパースターが日本から誕生したということの方が重要だ。

 出場選手の中でもプレーのクオリティーはずぬけていた。ティーショットはほぼフェアウエーを捉えていたし、アイアンショットはフィニッシュで手を離してもグリーンに乗っていた。4日間を通じてほとんどボギーを叩かなかった。

 実はソニー・オープンの後に松山と会った。その際、アプローチのことで相談を受けたが、うまく打てていたので「良い感じで打てているよ」と助言させてもらった。松山は試合中もトレーニングをしている。筋肉のバランスが変わればアプローチやパットのフィーリングが変わることはある。たぶんその程度の誤差だろう。悩みがあるとすればそれくらいではないか。ファーマーズ・インシュアランス・オープンでも調子は悪いと言いながらオーバーパーを打つ要素はなかった。

 世界ランキング1位のジェーソン・デーや、ロリー・マキロイ、ジョーダン・スピースは優勝する一方でオーバーパーにしたり予選落ちしたりするが、松山はコンスタントにレベルが高い。

 これほど安定感のある選手は強い時代のタイガー・ウッズ以来だと思う。TPCスコッツデールでは4年続けて好成績を残した。得意なコースで絶対に上位を外さないところもトーリーパインズ(ファーマーズ・インシュアランス・オープンの会場)で8勝したウッズと似ている。

 ウッズのように世界ランキング1位を何年もキープできるかどうかはまだ分からない。ただ、このゴルフを続ければシーズン5勝、6勝することも夢ではないし、賞金ランキング1位や世界ランキング1位、メジャー優勝など全てのものが手に入るのではないかとわくわくしている。 (プロゴルファー)

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2017年2月7日のニュース