中韓国選手団、札幌冬季アジア大会でアパホテル使わず

[ 2017年2月7日 19:51 ]

 韓国のオリンピック委員会を兼ねる大韓体育会は7日、札幌市などで19日に開幕する冬季アジア大会での韓国選手団の宿泊先が、同市のアパホテルから札幌プリンスホテルに変更が決まったと発表した。大会組織委員会から6日に通知されたとしている。

 また新華社電によると、大会組織委担当者は7日、中国選手団も大会期間中にアパホテルは使わず、札幌プリンスホテルに宿泊すると明らかにした。

 アパホテルの客室には、南京大虐殺や従軍慰安婦の強制連行を否定する書籍が置かれているとして中国や韓国で批判が噴出。大韓体育会は1月31日、アパホテルでは「選手が競技に集中できない」として変更を求めていた。

 当初の予定では、選手村となるアパホテルに中国や韓国の選手団の大半を含む約1700人が、同様に選手村となる札幌プリンスホテルに約350人がそれぞれ宿泊することになっていた。

 聯合ニュースによると、大韓体育会は、書籍は競技会場や大会に関係する場所での政治的な宣伝活動を禁じたアジア・オリンピック評議会(OCA)の憲章に反するとの見方も示していた。

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2017年2月7日のニュース