サンウルブズ「スクラム革命」“専門家”長谷川コーチが伝授

[ 2017年2月4日 05:30 ]

サンウルブズの東京合宿3日目、フロントローの選手にスクラムの指導を行う長谷川慎スクラムコーチ(中央奥)
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 スクラム革命で白星を呼ぶ。スーパーラグビー(SR)サンウルブズの東京合宿は最終3日目を迎え、ヤマハ発動機をスクラム王国に育て上げた長谷川慎スクラムコーチが本格指導を開始した。

 午前、午後と全体練習後に10分ずつ、フロントローを集めて基礎的技術を叩き込んだ長谷川コーチは「毎日少しずつ、歯磨きのようにやっていく」と話した。チームは昨季、スクラム専門コーチが不在。15年W杯日本代表メンバーが“選手兼コーチ”を務めたが、完璧には程遠かった。第三者としてシーズンを見守っていた同コーチは「しっかりと練習したら何とかなるスクラムが何本もあった」と分析。前列3人は前に出ずに固まり、後ろ5人で押す長谷川流を25日の開幕ハリケーンズ戦に向けて習得させる。

 スクラムが強くなれば「勝つ可能性は増える。点を取られず、取る可能性が増す」。1勝1分け13敗の昨季、7点差以内の敗戦は4試合(引き分けを含む)あった。こうした接戦を勝利に替えることも可能になる。この日、豆まきで鬼退治したサンウルブズに長谷川コーチが福を呼ぶ。

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