沙羅 連勝でW杯通算51勝目 最多記録にあと2「今、自分のできるベスト」

[ 2017年2月4日 22:36 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子第13戦 ( 2017年2月4日    オーストリア・ヒンツェンバッハ=HS94メートル、K点85メートル )

今季7勝目を挙げ、表彰台で笑顔を見せる高梨沙羅
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 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子第13戦は4日、オーストリアのヒンツェンバッハ(HS94メートル、K点85メートル)で行われ、W杯総合で首位に立つ高梨沙羅(20=クラレ)は87・5メートル、91メートルの合計242・1点で優勝した。2連勝で今季7勝目、W杯通算51勝とし、男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(27=オーストリア)が持つ歴代最多の通算53勝まで残り「2」とした。

 高梨は1回目に87・5メートルで首位タイにつけると、2回目に唯一の90メートル超えとなる最長不倒の91メートルで、W杯6戦ぶりの勝利となった第12戦・ルシュノブ大会に続く連勝を飾った。最多記録へ再び上昇気流をつかんだ。

 連勝の高梨は「(練習では)いい感覚を持つことができなかった。試合を通して今、自分のできるベストができたのでよかった。2本まずまずのジャンプができたので、感覚を忘れずにあしたに引き継ぎたい」と話した。

 今季3勝を挙げている伊藤有希(22=土屋ホーム)は85・5メートル、85メートルの合計230・8点で4位だった。

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