LS北見 決勝懸けて中部電力と激突 北海道銀行は五輪出場へ窮地

[ 2017年2月4日 05:30 ]

女子1次リーグ LS北見―北海道銀行 第7エンド、厳しい表情で作戦を練る北海道銀行・船山(手前左)と小笠原。奥は笑顔で余裕を見せるLS北見・本橋(左)と藤沢
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 カーリング全農日本選手権第5日は、長野県軽井沢アイスパークで1次リーグ最終戦が行われ、変則方式のプレーオフで女子は昨年優勝のLS北見が中部電力と決勝進出を懸けて対戦することが決まった。男子はSC軽井沢クと札幌が7勝1敗で並び、プレーオフで決勝一番乗りを争う。プレーオフで準決勝進出が懸かるもう1試合は、女子は北海道銀行―富士急、男子はチーム荻原―タイブレーク勝者。2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪の代表選考会を兼ねている。

 五輪出場に可能性を残すには優勝が絶対条件の北海道銀行が、1敗も許されない窮地に追い込まれた。第1エンドに有利な後攻で失点。再び後攻の第2エンドもショットの精度を欠いて2失点し、3点差の大きな劣勢を強いられた。女王のLS北見に2度追い付く意地は見せたが、相手に反撃を封じられ一度も先行できなかった。スキップ小笠原は怒気を含んだ表情で「もっとしっかりしてほしいし、私もしないといけない。悔しいという言葉はチームから一切聞きたくない」と危機感を口にした。

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2017年2月4日のニュース