宇良“ナイスタックル”で勝ち越し　新入幕にも前進「意識せずやりたい」

大相撲初場所１１日目 （ 2017年1月18日    両国国技館 ）

＜初場所１１日目＞山口（右）を押し出しで破る宇良
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　十両の宇良が“ナイスタックル”で勝ち越しを決めた。立ち合い、山口の足を両手で狙い、思い切って低くいった。山口は足を取られまいとしてなんとかはたこうとしたが、宇良は両手で足にタックルするように食らいつき、出足もよくイッキの相撲。決まり手は押し出し。

　「きのうの反省を生かしていけました」と、阿武咲に突き倒された１０日目の二の舞いはなかった。「引かれないように、というつもりではありません。前に出られたのがよかった。いつも７番勝つと、あと１番となる。ちょっと意識するけど、気にせずやりたい」

　今場所は東３枚目。新入幕にも前進したが「意識せずやりたい」と、目の前の一番に集中していく。優勝争いでも、２敗で単独首位に立った同部屋の徳勝龍を１差で追っている。

　新十両の大奄美も勝ち越し。関取最軽量、１１６キロの照強は２０２キロの天風に敗れ５勝６敗となった。