照強 「真っすぐな道で」1・17生まれ関取初土俵

[ 2017年1月18日 05:30 ]

大相撲初場所10日目 ( 2017年1月17日    両国国技館 )

<初場所10日目>取り組み前に気合を入れる照強
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 阪神大震災が発生した1995年1月17日に淡路島・洲本市の病院で生まれた新十両・照強が関取として初めて土俵に上がった。

 昨年まで1月17日は3戦全勝で「力をもらっているような気がする」。この日は敗れたが、惜しい相撲だった。琴恵光を右喉輪で土俵際まで追い込むも、そこから盛り返され寄り倒された。それでも「勝てば一番良かったが、自分の相撲が取れた。(観客の)盛り上がりはあったし、いい相撲だった」と前向きに捉えた。

 朝は部屋で1人、黙とうして場所入り。「小学校のときは学校単位で黙とうしていました。僕と一緒の日に生まれた人も、大学生や社会人になって、それぞれの道で頑張っている。僕も真っすぐな道でここまで来た」。活躍することで震災を風化させない運命も背負っていく。

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