稀勢 大関対決制し9勝「集中してやりました」再び単独トップ

[ 2017年1月18日 05:30 ]

大相撲初場所10日目 ( 2017年1月17日    両国国技館 )

<初場所10日目>1敗を守った稀勢の里は懸賞金を手にする
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 貴ノ岩が2敗に後退しても、心は揺らがなかった。稀勢の里は大関対決を左四つからの寄り切りで制した。1敗を守って再び単独トップとなり「集中してやりました」と淡々と振り返った。

 初日から8連勝以上した過去5場所で、初黒星の翌日は1勝4敗だった。連敗で一気に優勝争いから後退したが、今回は落ち着いていた。右の1枚まわしが伸びると「長かったからね」と取り直す余裕があり、9日目の敗戦ショックは感じさせなかった。

 朝稽古後に混戦について聞かれると「いいんじゃない」と話した。楽に優勝できないことは分かっている。苦難を乗り越えての賜杯だからこそ価値があると思っている。「一日一番集中していくだけ」と目の前の敵を1人ずつ倒し、悲願へと向かう。

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