春日山親方、和解成立せず 先代との年寄名跡訴訟

[ 2017年1月16日 10:50 ]

 大相撲の春日山親方(元幕内浜錦)が、先代親方の岩永祥紀氏(元幕内春日富士)に年寄名跡証書の引き渡しを求めた訴訟は16日、東京高裁で和解協議が行われたが、和解は成立しなかった。

 日本相撲協会は昨年12月26日の年寄総会で親方衆と人材育成業務の委託契約を結び直したが、名跡証書の預かり証を持っていないため、春日山親方との再契約を保留した。同親方は16日までに預かり証を提出できない場合は、相撲協会を退職する意向を示している。

 春日山親方は2013年に提訴。昨年8月の一審判決で、証書を所有するための対価として1億7160万円の支払いを命じられた。(共同)

続きを表示

2017年1月16日のニュース