谷原 67で日本勢最高10位 マスターズ諦めない

[ 2017年1月16日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー ソニー・オープン第3日 ( 2017年1月14日    米ハワイ州ホノルル ワイアラエCC(7044ヤード、パー70) )

日本勢最高10位につけた谷原(AP)
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13位スタートの谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)が4バーディー、1ボギーの67で回り、通算11アンダーで日本勢最上位の10位に浮上した。松山英樹(24=LEXUS)も6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67で16位に上がったが、小平智(27=Admiral)は3バーディー、3ボギーの70で28位と順位を落とした。ジャスティン・トーマス(23=米国)は通算22アンダーと伸ばし、2位に7打差をつけて2週連続優勝に王手をかけた。

 マスターズ出場を目指す谷原がジワリと浮上した。13位でスタートした第3日。前半を2アンダーで終え、折り返した10番。1打目をバンカーに入れ2打目はカップを通り越してグリーンエッジへ。しかし、カラーからの5メートルをパターでねじ込みチップインバーディー。15番でもスコアを伸ばし、4バーディー、1ボギーの67でホールアウトした。

 「比較的パッティングの調子もいいし、ラインも読めている。グリーン上はストレスなくやれたのが良かった」

 第2日に安定しなかった1Wの重心位置を「ガチャガチャやって」初日と同じ設定に再修正。「フェアウエーに行くようになった」と振り返り、狭いフェアウエーを外したのは3度だけだった。最終日に掲げる課題はアイアンショット。「アイアンがピンを刺さなかったのでもったいなかった」と悔しい表情を浮かべたが、「たぶんボールの位置だと思う。左過ぎるのか。もう少し右にすれば出球をコントロールできると思う」と微調整には自信を見せた。

 07年以来となるマスターズ出場を目指す谷原の世界ランクは現在55位。オーガスタ行きの切符を手にするためには、3月27日時点でトップ50入りする必要がある。今大会を10位以内で終えれば、2週間後の米ツアー・ファーマーズインシュランスオープンの出場権が与えられ、さらにポイント獲得のチャンスが増える。首位とは11打差と大きく離されたが、2位とは4打差。「明日はみんな伸ばしてくるので(自分も)伸ばさないと」と上位進出へ向け意気込んだ。

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2017年1月16日のニュース