錦織、全豪7年連続初戦突破も格下に苦しむ「第4セットで終わらせるべきだった」

[ 2017年1月16日 12:07 ]

全豪オープン   錦織圭3―2クズネツォフ ( 2017年1月16日    オーストラリア )

全豪オープン1回戦でクズネツォフと対戦する錦織(AP)
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 テニスの4大大会第1戦、全豪オープンが16日にオーストラリア・メルボルンで開幕した。男子シングルスの第5シードで世界ランキング5位の錦織圭(27=日清食品)は1回戦で同45位のアンドレイ・クズネツォフ(ロシア)と対戦し、5―7、6―1、6―4、6―7、6―2で苦しみながらも勝利。激戦を制して2回戦へと進出した。全豪初戦突破は7年連続。悲願のグランドスラム制覇へ好発進を決めた。

 錦織のミスショットが目立った第1セット。4―4で迎えた第9ゲームでクズネツォフに先にブレークを奪われる。続く第10ゲームでブレークバックした錦織だが、第11ゲームでクズネツォフが再びブレーク。第1セットを5―7で落とし、苦しい立ち上がりとなった。

 第2セットは錦織が本来の実力を発揮。第4ゲームで先にブレークすると、第6ゲームでもブレークを奪ってリードを広げる。結局、第2セットは6―1でクズネツォフを圧倒。試合を1―1の振り出しに戻した。

 第3セットは第4ゲームで先にブレークを許すも、第5ゲームで即座にブレークバック。すると第7ゲームでクズネツォフが連続ダブルフォールトを犯すなどリズムを崩し、このセット2度目のブレーク。6―4で第3セットを制し、逆転に成功した。

 第4セットも第2ゲームと第4ゲームでブレークを奪われたが、ともに直後のゲームでブレークバックし、流れを引き戻す。その後、両者譲らずタイブレークへ。だが錦織はこのタイブレークを落として、試合は最終セットまでもつれ込んだ。

 迎えた最終セット。錦織は第4ゲームをブレークしリード。第8ゲームもブレークし6―2で辛くも勝利した。

 ▼錦織の話 タフな試合だったが勝ててよかった。出だしが良くなかった。足も動いていなかった。第4セットのタイブレークを取って終わらせるべきだった。最終セットは集中していいテニスができた。ファンの声援が力になった。

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