田臥が躍動!Bブラック球宴初勝利 富樫は初代MVPに

[ 2017年1月16日 05:30 ]

Bリーグ オールスターゲーム   Bブラック117―95Bホワイト ( 2017年1月15日    東京・国立代々木競技場 )

Bリーグ初のオールスター戦で、先発出場したB・BLACKの田臥(栃木、左)と富樫(千葉)
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 男子バスケットボール・Bリーグのオールスターゲームが15日、東京・国立代々木競技場で行われ、ベテランの田臥勇太(36=栃木)が主将を務めたBブラックがBホワイトを117―95で退けた。MVPはBブラックの富樫勇樹(23=千葉)が獲得。ナショナルリーグ(NBL)とbjリーグに分裂していた国内リーグが一つとなって迎えた初めての球宴で、ベテランと若手のスターが存在感を見せつけチームを勝利に導いた。

 日本バスケット界が誇る2人のトップ選手が最高の輝きを放った。見せ場はBブラックが9点リードで迎えた第3Q。まずは“日本人で唯一NBAのコートに立った男”田臥が背面パスでアシストを決めると、その後も自身の股下を通すパスや華麗なシュートで勝利への流れを引き寄せた。

 それに続いたのは1メートル67の“日本のスピードスター”富樫だった。第3Q終了間際。ゴール前でチームメートのバーレル(2メートル4)に担がれ「人生初めてのダンク」を決めると、会場はこの日最高潮の盛り上がりを見せた。

 昨年9月の開幕戦(9132人)を超える9567人の観衆で埋め尽くされ、試合前には色彩豊かな照明や大音響でど派手な演出がされた。36歳の田臥は「これだけのお客さんが来てくれたことはない。日本バスケットはここまで来た。意義のあるオールスターだった」と2リーグが統一されて初の球宴に感謝した一方で「これで満足せず、どれだけ盛り上げていけるか」と今後を見据えた。16得点6アシストでMVPを獲得した23歳の富樫も「皆さんにまた来たいと思ってもらえるプレーをしたい」とリーグを引っ張ることを誓った。

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