勇太 初体験ホールインワン 左肩痛に苦しみながらも首位タイに

[ 2016年11月19日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ダンロップ・フェニックス第2日 ( 2016年11月18日    宮崎県宮崎市 フェニックスカントリークラブ=7027ヤード、パー71 )

<ダンロップフェニックストーナメント2日目>3番でホールインワンを達成した池田勇太はボールを拾い上げてギャラリーの声援に応える

 賞金ランキング2位の池田が67で回って首位に浮上した。左肩痛を抱えながらのプレーで「雨で地面が緩くてクラブがうまく抜けていかなくて…。後半は昨日より痛みが強かった」となんとか18ホールを回りきった。

 満身創いの状態でもギャラリーを湧かせるプレーを披露した。3番パー3では6Iでのティーショットがピン左手前のカラーに落ち、そのまま傾斜を伝って転がってカップイン。試合では自身初というホールインワンをマークし、「(スコアが)2つへこんで気楽になった」と勢いに乗った。マッサージやはり治療、超音波治療を受けているが、ラウンド中も氷のうが欠かせず患部の状態は思わしくない。パッティングも「肩の影響か左手の握りがいまいちで何ともいえない」と本調子には遠い。だが、16番ではピンまで121ヤードの第2打をPWで30センチにぴたりとつけてスコアを伸ばすなど、ショットと根性でスコアをつくり上げた。

 優勝すれば再び谷原を逆転し、賞金ランク1位に躍り出る。「肩の痛みでやりたいことをうまく表現できないが、明日もまたプレーができたら良い。その繰り返しだね」。痛みとも闘いながら悲願を目指す。


 ▼1位スマイリー・カウフマン パッティングとアイアンショットの調子が良かったので、明日も頑張りたい。(米ツアーで1勝の期待の若手は5バーディー、3ボギー)

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