錦織 チリッチに逆転負け…1勝2敗で1次L終了 準決勝はジョコと

[ 2016年11月19日 07:08 ]

チリッチに逆転負けした錦織(AP)

 男子テニスの今季最終戦、ATPツアー・ファイナル第6日は18日、ロンドンで行われ、シングルスの1次リーグA組で世界ランキング5位の錦織圭(26=日清食品)が同7位のマリン・チリッチ(28=クロアチア)に6―3、2―6、3―6で敗れ、1次リーグを1勝2敗で終えた。チリッチはツアー・ファイナル初勝利で1勝2敗。

 錦織はすでに同1位のアンディ・マリー(29=英国)が6―4、6―2で同3位のスタン・バブリンカ(31=スイス)を下した時点で、A組2位で2年ぶり2度目の準決勝進出は決まっている。

 第1セットはチリッチのサーブで試合開始。1メートル98の長身から放つ強力サーブに対応、ストローク戦で優位に立ち第3ゲーム、第9ゲームをブレークし、6―3で奪った。だが第2セットは一転、攻め急いでミスが目立ち第3ゲーム、第5ゲームをブレークされ2―6で落とした。第3セットで調子を取り戻したかに見えた錦織だが、第5ゲーム、第9ゲームをブレークされ万事休した。

 チリッチとの対戦成績は7勝5敗。だが、14年の全米オープンの決勝、ことし10月のスイス室内の決勝で敗れている“因縁の相手”だったが、借りを返すことはできなかった。

 錦織は19日(日本時間20日、午前5時以降)の準決勝では、B組1位で世界2位のノバク・ジョコビッチ(29=セルビア)と対戦する。ジョコビッチと錦織の対戦成績は2勝10敗だが、現在9連敗中。今年6度目の対戦でリベンジしたいところだ。

 準決勝もう1試合はA組1位のマリーとB組2位のミロシュ・ラオニッチ(25=カナダ)が対戦する。

 ▽1次リーグの順位決定方法 (1)勝ち数(2)試合数(2勝1敗と2勝0敗なら前者が優先)(3)当該選手の直接対決の成績となる。3人が三すくみとなった場合は(1)セット獲得率(2)ゲーム獲得率、それでも決まらなければ(3)世界ランキングで優先順位をつける。

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