錦織 マリー3連勝で2年ぶり4強 19日ジョコビッチと対戦

[ 2016年11月19日 05:30 ]

男子テニスATPツアー・ファイナル第5日 ( 2016年11月17日    ロンドン・O2アリーナ )

2年ぶりに準決勝進出が決まった錦織(AP)

 1次リーグA組で世界ランキング6位の錦織圭(26=日清食品)の2年ぶりの1次リーグ突破が決まった。世界1位のアンディ・マリー(29=英国)が、同3位のスタン・バブリンカ(31=スイス)を6―4、6―2で下して3連勝。バブリンカは1勝2敗となり、錦織はチリッチ戦の勝敗に関係なくA組2位が確定。19日(日本時間20日午前5時)の準決勝ではB組を1位で通過した世界2位のノバク・ジョコビッチ(29=セルビア)と対戦する。

 ジョコビッチと激しく世界1位の座を争うA・マリーに隙はなかった。敗れれば1次リーグ敗退の危険性もあった試合で、難敵のバブリンカにストレート勝ち。「少ないチャンスを生かし、手堅いテニスができた」と胸を張った。3連勝で1位通過を決め、19日の準決勝ではB組2位のラオニッチ(カナダ)と対戦することになった。

 この結果を受け、1次リーグ最終戦のチリッチ戦を残していた錦織も準決勝進出が決まった。チリッチに敗れて1勝2敗となったとしても、バブリンカとの直接対決で勝っており、B組2位が決まった。準決勝のジョコビッチ戦も厳しい戦いが予想される。過去2勝10敗、14年全米オープン以降は9連敗を喫している。5連覇を狙うジョコビッチは、今大会では過去4年で19勝1敗と抜群の相性を誇っており、「この会場のコートは自分に合っている」と自信満々だ。

 錦織は一昨年も準決勝で対戦して敗れ、昨年も1次リーグで対戦してわずか65分、2ゲームしか奪えずに惨敗してる。準決勝に勝てばランキングポイントは400点と大幅増。ラオニッチと世界3位を争う上でも負けられない試合になる。

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2016年11月19日のニュース