ラオニッチ 難敵撃破で初の4強 マッケンロー氏からパワーもらう

[ 2016年11月19日 05:30 ]

男子テニスATPツアー・ファイナル ( 2016年11月17日    ロンドン・O2アリーナ )

初の4強を決めたラオニッチ(AP)

 男子テニスの今季最終戦、ATPツアー・ファイナル第5日は17日、ロンドンで行われ、1次リーグB組で世界ランキング4位のミロシュ・ラオニッチ(25=カナダ)が、同9位のドミニク・ティエム(23=オーストリア)を7―6、6―3で破り、2勝1敗で初めての4強入りを決めた。準決勝進出を決めていた世界2位のノバク・ジョコビッチ(29=セルビア)は、ダビド・ゴフィン(25=ベルギー)を6―1、6―2で下し、3連勝で1位通過した。

 ラオニッチは頼もしい“助っ人”の力も借りて、4強を懸けた直接対決を制した。

 芝シーズン限定でコーチ契約していたジョン・マッケンロー氏が、試合前の練習に姿を見せ、試合中も陣営の席に陣取った。ラオニッチは「昨晩、彼から話があったんだ。彼の経験と意見を共有できて、凄く力になった」と喜んだ。第1セットのタイブレークは2―4から4ポイント連取で逆転。第2セットも第1ゲームをブレークして逃げ切った。前戦のマスターズ・パリ大会は準決勝を右太腿のケガで棄権。今大会の出場も危ぶまれていたが、ここまで問題なく3試合を消化できた。世界3位を狙える状況とあって「それを目標にしてきた。大きなチャンスだ」と力を込めた。

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2016年11月19日のニュース