川崎連続12点で6連勝 ゾーンディフェンス奏功

[ 2016年10月17日 05:30 ]

Bリーグ第4節最終日 ( 2016年10月16日    青山学院記念館 )

<SR渋谷・川崎>第3クオーター、シュートを放つ川崎・辻(右)
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 8試合が行われ、中地区2位の川崎は敵地でSR渋谷を68―56で下して6連勝を飾り、新潟に敗れた首位の三遠とともに6勝2敗となった。川崎は32―38で迎えた第3Qの途中にゾーンディフェンスに変えたことが奏功して逆転した。西地区首位の名古屋Dは滋賀を74―67で退け、6連勝で7勝1敗とした。

 戦術変更がはまった。6点を追う第3Q、川崎の北監督はタイムアウトを機に「今季初めて」というゾーンディフェンスに切り替えた。それまではファジーカスが外につり出されてリバウンドを奪われる場面が目立ったが、2メートル10のファジーカスをゴール下に据えたことで流れが変わった。このクオーターの失点はわずか5。39―43から連続12得点を奪った。北監督は「ディフェンスの勝利」とうなずいた。

 この日はアウェー戦だったが、日本代表のシューティングガード辻にとっては、青山学院記念館は青学大時代に試合も経験している会場。Bリーグ仕様となり「慣れ親しんだ場所という雰囲気はなかった」というが、3点シュート2本を含む8得点に加え、要所でアシストを決めるなど、かつての“ホーム”で奮闘した。

 6連勝で中地区首位の三遠と勝敗で並んだ。辻は「チームとして着々とよくなっている」と手応えを口にしていた。

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2016年10月17日のニュース