NTTコム小倉が猛進先制トライ!接戦制し5位浮上

[ 2016年10月17日 05:30 ]

ラグビートップリーグ第7節最終日 ( 2016年10月16日    熊谷陸 )

<NTTコミュニケーションズ・トヨタ自動車>後半、インゴール前のモールに参加するNTTコミュニケーションズのSO小倉順平(中央)
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 3試合が行われ、NTTコミュニケーションズは19―13でトヨタ自動車との接戦を制し、勝ち点21として5位に浮上した。今秋、日本代表に初招集されたSO小倉順平(24)が1トライを挙げるなど活躍し、早くも今季3度目のマン・オブ・ザ・マッチを獲得。小野晃征(サントリー)、田村優(NEC)らとジャパンの10番を狙う“第3の男”が輝きを放った。パナソニックは45―12でコカ・コーラを下した。

 トライへの嗅覚が鋭く反応した。両軍無得点の前半28分、NTTコムは波状攻撃で相手陣へと進入。インゴールまで25メートルの位置でパスを受けた小倉は、迫り来るディフェンスが目に入りながらもパスやキックではなくランを選択した。機敏な動きで一気に2人をかわすと、さらに3人を振り切って先制トライ。「結果的に勝ったが最初のPG(2本)を外したのは反省」と自己評価は低いが、80分を通じてゲームをコントロールした。

 実績ではW杯を経験している小野、田村には劣るが、小倉はアドバンテージも感じている。ロブ・ペニー・ヘッドコーチ(HC)は代表のジェイミー・ジョセフHCと同じニュージーランド出身で「シェイプ(攻撃の陣形)が似ているし、なじみやすい」と話す。「まずはチームで結果を残すことが第一」と控えめながら、代表の10番候補たる実力を見せつけた。

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2016年10月17日のニュース