宇良、母校関学大から化粧まわし 注目の新十両「実感湧く」

[ 2016年4月28日 17:21 ]

 関学大出身初の力士で、大相撲夏場所(5月8日初日・両国国技館)で新十両に昇進した宇良(大阪府出身、木瀬部屋)が28日、東京都内で母校の大学から化粧まわしの贈呈を受けた。スクールカラーの青地に校章の三日月がデザインされた化粧まわしを見つめ「やっとここまで上がってきたという実感が湧く」と感慨深げに話した。

 身長1メートル73と小兵の業師で、初土俵から所要7場所で関取の座をつかんだ注目株。アマチュア時代、相手の懐に潜り込んで後方に反って倒す居反りで鳴らした。プロの土俵では居反りなどの奇手が出なくてもファンから「面白い」と応援されたことが励みになったという。

 十両ではこれまで以上に大きな相手との対戦が増える。「臨機応変に相撲を取り、勝てれば何でもいい。関取(昇進)の目標は達成したが、目指せるだけ上を目指したい」と決意を新たにした。

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