サクラセブンズ リオ五輪会場視察へ ジカ熱対策3カ条徹底

[ 2016年2月7日 09:50 ]

米国合宿とブラジルでの大会出場のため、成田空港から出発した7人制ラグビー女子日本代表サクラセブンズ

 7人制ラグビーの女子日本代表サクラセブンズが米国強化合宿およびワールドシリーズ第2戦ブラジル大会(サンパウロ)出場のため成田空港発の航空機で渡米した。

 大会後はリオデジャネイロ五輪の会場を視察予定だが、現在ブラジル国内では蚊を媒介とする感染症のジカ熱が猛威を振るっている。今遠征と五輪本番での感染防止へ、チームは対策に乗り出した。

 ブラジルはジカ熱で最多の感染者を抱え、妊婦が感染した場合は小頭症の子が生まれてくる可能性が指摘されている。今遠征では15~23日にブラジルに滞在。選手とスタッフに妊婦はいないが、感染した場合、日本国内で二次感染者を出す可能性が懸念され、浅見敬子ヘッドコーチ(HC)は「必ず長袖、長ズボンを着用して肌を出さないこと」と対策を挙げた。

 現地は最高気温が30度を超えるが、肌の露出を抑えることが最善策。1日に3試合をこなすセブンズでは、試合間に屋外で簡易プールなどを利用したアイスバスに入ってリカバリーするが、今回は取りやめる。さらに現地で蚊よけスプレーを発注。年明け以降の合宿で「個人の強さを高めた」(浅見HC)と自信を持っているだけに、不安を消し去り、大会で暴れ回る。

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2016年2月7日のニュース