中矢 準々決勝で反則負け…遠のく2大会連続の五輪切符

[ 2016年2月7日 05:30 ]

柔道グランドスラム・パリ大会

(2月6日 パリ)
 男子73キロ級でロンドン五輪銀メダルの中矢力(ALSOK)と秋本啓之(了徳寺学園職)は準々決勝で対戦し中矢の脚取りによる反則負けで秋本が準決勝へ勝ち上がった。

 日本人が激突した男子73キロ級準々決勝では1分すぎに投げようとした中矢の手が秋本の脚に触れたと判断されて勝負が決まった。中矢は2大会連続の五輪代表が遠のく痛い黒星となった。2人を含めて3人の新旧世界王者が日本にひしめく73キロ級。昨夏に世界一となって一歩リードする大野将平(旭化成)が出場しておらず、2人は生き残りを懸けた一戦だった。「最後の最後まで闘い抜く」と燃える秋本が貴重な勝利をもぎ取った。

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2016年2月7日のニュース