ホンダ 過去最高の11位、念願残留 藤本HCは来季へ手応え

[ 2016年1月23日 15:17 ]

ラグビートップリーグ11位決定戦 ホンダ45―38クボタ

(1月23日 花園)
 ホンダは激しい打ち合いを制して過去最高順位の11位で終えた。7人制日本代表候補のWTBレメキが前半に2トライ。南アフリカ代表27キャップのフランカー・クッツェーが再三のジャッカルでピンチの芽を摘んだ。第一列らしからぬ柔らかいプレーでアタックにアクセントを付けたフッカー天野主将は「一つでも上の順位に行きたいという気持ちで1週間いい準備ができた」と、計7トライの勝利を喜んだ。

 過去に2度あった昇格イヤーは、09年度も11年度も残留できなかった。2季連続でトップリーグに残るのは今回が初めてとなる。2戦前のNTTドコモ戦で残留を決めていたが、藤本ヘッドコーチは改めて喜びを口にした。

 「前回の降格を知る選手は3~4割しか残っていない。その選手たちが『このままでは生き残れない』とチームを引き締めてくれた。以前の経験から選手層の強化をしてきたが、今年はいい準備ができた」

 下部リーグと当たりの強さが違い、序盤はコンディション作りに苦しんだが、終盤は「チームとしてあるていど固まってきた」と指揮官は手応えを感じていた。来季は飛躍のシーズンとする。

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2016年1月23日のニュース