豊ノ島 1差残った「大関と2人で日本人力士の優勝狙いたい」

[ 2016年1月23日 05:30 ]

豊ノ島(右)はとったりで琴奨菊を撃破した

大相撲初場所13日目

(1月22日 東京・両国国技館)
 琴奨菊の快進撃を止めた豊ノ島は「今年いっぱいは(琴奨菊の故郷の)柳川を歩けない」と冗談を飛ばして喜んだ。琴奨菊の左おっつけに後退しながらも、左に回って相手の右腕を抱えて引き倒す業師ぶりを発揮。「普段は仲がいいから余計に負けたくなかった。引退した後に2人で話せたらいいなという勝ち星」と声を弾ませた。

 小学生の頃から互いを知り「マー君と坂本だな。年俸的に向こうがマー君で、自分が坂本。顔じゃないよ」と少年野球でチームメートだったヤンキースの田中将大と巨人の坂本勇人に例えたライバル同士の大一番を制し、これで1差。初優勝の芽が出てきた。10年九州場所では優勝決定戦で白鵬に負けた苦い経験もしている。「せっかく引きずり降ろしたので、(優勝を)意識して大関と2人で日本人力士の優勝を狙いたい」と琴奨菊との共闘を誓った。

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2016年1月23日のニュース